6/26/2004

Towingされる・・・

奴らの車

今日カフェでまたーりとしてますと、車がTowing(駐車違反などで車が持ってかれるっことを)されてました。そこのストリートは4時から6時まで夕方で車が増えるので駐車禁止になっているのを見逃して停めたままにしてました。

4時を30分ほど過ぎて車の方に目をやると、さっきまでたくさん停めてあった車が餓餓河・・・何もないではありませんか。とりあえず自分に"落ち着け落ち着け"とくりかえして、それからもしかしたらこれは自分がほかの場所に止めたのにそれを忘れているのかもしれないと現実逃避をしてみました。カフェを出て、車のあった場所にいって確認して、交通標識をよくよく見ると、やられました・・・とめちゃダメな時間でした。

しょうがなく、近くに止まっていた警察官(ホームレスを追っ払うのに精一杯な若いがやるせない思いでいっぱい)に事情を話し、どうしたらいいのかとお聞きすると、SFのダウンタウンHighWay101の下にAuto Returnがあるからそこに行ってみなと、住所と電話番号を書いてくださいました。そこですかさずMUNI(サンフランシスコの主要交通機関)に飛び乗りダウンタウンのモンゴメトリーでおり、そこからマーケットストリートを南に数ブロックほどあるきました。この辺は治安のわるいところで有名で暗くなったときには一人で歩くなんてもってのほか!

高速101の下に不幸にも持ってかれた車たちがずーらーっと置いてある車庫があり、その隣に警察署がありました。アメリカの政府や警察のビルなどでは、訪問者は入り口であからさまに監視カメラににらまれつつ、空港の出国ゲート並みの金属探知機などをくぐることを強要されます。私もその忌々しいプロセスをパスしながら、何とか中に入ると、厳重に守られたCasher(お金の支払い場所)を目にすることができましたと。たぶん、納得がいかなくて暴れる奴とかいるんでしょうね。なんだ、かんだと170ドルほど罰金を払い、支払いの証明書を頂戴しまして、また高速の下のガレージに戻りました。入り口でおっちゃんに書類をわたし、鍵を渡して無事車が帰ってくることになりましたとさ。ひとつ気になったのが、ガレージの入り口に「中に入るんじゃねー、外で待ってろ!」という注意書きがありました。たぶん、ここでも暴れる人がいるのか、車を無理やり取り戻そうとする人がいるのか、やれやれでした。順番待ちをしている人たちの間で妙な連帯感を持ちつつ、お互いの話をしているのが同情をさそうようでした。

常日頃から私はパーキングエンフォースメント(リンク先を参照)を人類の敵として形容してきましたが、今回だけは・・自分の責任なのでしょうがないのですけど、今度やつらの車が走ってるとき後ろからぶつけてやりたい気分になりました。たまに、奴らと口論してる人を見たりするんですよね、こんな気分なんでしょうか。あ、今度からもっと注意します。 今回の出費 $171 + $50 = $221 でございました。

アメリカに住んでない方にはわかりにくいと思うのでリンク先に奴ら(パーキングエンフォースメント)が使う車の例を載せておきました。この車で弱いものいじめをするのが奴らの仕事です。日本で駐車違反なんてほとんどもらうことはないと皆さんお考えかも知れませんがSFでは少なくとも違うのです。1時間や2時間しか駐車できない場所、ちょいと坂なのでタイヤを傾けてないといけない場所、そしてストリートクリーニングやら、いろいろとあります。狭いSFは車停めるだけで大変なことになりますですはい。

車がなくなって拾いに行くまでわずか1時間ほどのことでしたが、アメリカに来て一番悲しい事件でした。